モダンホライゾン 採用候補カード解説
きねです。
今回は6/14発売の「モダンホライゾン」でグリクシスシャドウに入るかも?なカードの所感を書いていこうと思います。
否定の力
ついにモダンにもWillが来た!クロパのグリ影大強化!!
…と言いたいんですが恐らく非採用になると思います。
理由としては
①グリ影の青いカードは打消し以外手札に残らない
②自ターンにピッチで唱えられない
が主な理由となります。
①に関してはざっと挙げると
血清の幻視
思考掃き
頑固な否認
ヴリンの神童、ジェイス
瞬唱の魔導士
でしょうか。
血清の幻視と思考掃きは、立ち上がりの安定&アンコウを唱えるため優先的に唱えます。
ヴリンの神童、ジェイスも積極的に場に出しアドバンテージを稼ぎたいカードです。
となると、頑固な否認と瞬唱が主なピッチコストとなるカードになります。
ですが、頑固な否認は役割が被っている上に獰猛さえ達成していれば自ターンでも確定打消しの上位互換なので、否定の力である必要はほぼありません。
瞬唱も2/1のクリーチャーである事が優秀ですし、頑固な否認FBなどで非クリーチャーの打消しも可能なため汎用性でこちらに軍配が上がります。
②に関してはグリクシスシャドウの打消しは、自分のクリーチャーを除去から守るために使う事が多いです。
そのため、自ターンにピッチで唱えられないのは致命的ですし、土地2枚で止まることも珍しくないデッキで3マナの打消しを使うのは非現実的です。
そのため、グリクシスシャドウに否定の力は採用されないのではないかと考えます。
狼狽の嵐
レガシーで猛威を振るう強カウンタースペル。
残念ながらこちらも非採用かと思われます。
こちらは理由が簡単なので簡潔に。
・グリ影の脅威となるカードはインスタント・ソーサリー以外にも多くある
→血染めの月、仕組まれた爆薬、各種PW
・仮想的である青赤ストームに対して元々有利
・モダンが魔境フォーマットのため、カードタイプを選ぶ打消しより
可能な限り広い範囲をまとめて見れる打消しの方が丸い。
※軽蔑的な一撃、対抗突風など
グリ影では頑固な否認or上記打消しの方が強い
疫病を仕組むもの
今までの仕返しをたっぷりさせてもらおうじゃないか
というわけで対部族カードである疫病君です。
結論から言うと5C人間が上位メタにいる場合に採用するかと思います。
疫病君の強いところは以下の通りです。
・帆凧の掠め取りで抜かれない
・サリアの追加マナ要求に引っかからない
・デッキのクリーチャーの約4割がタフネス1のため、副官の+1カウンターが
先に置かれていなければ多くのクリーチャーを除去できる可能性がある
・全体のアタックを下げ、死の影&アンコウでのダメージレースを優位に進められる
・今まで処理に困っていたオーリオックのチャンピオンを処理出来る
上記の通り5C人間に対する性能は中々に高いのではないかと考えています。
その代わり、他の部族は5C人間と違いタフネス1がそこまで多くないためスピリットやスリヴァーが台頭してきた場合は神々の憤怒や仕組まれた爆薬の方が優先されると思われます。
疫病君と仕組まれた爆薬を散らして取るのも良さそうだなあと思ってたり。
モダンホライゾンの中ではグリクシスシャドウで一番強く使えそうなカードです
発掘
中々に可能性を感じさせる1枚です。
以前書いた記事で立身+出世は不正用と記載しましたが、発掘ならば採用しても良いかも?と思っています。
理由としては
・神童ジェイスが採用されたため、釣り先が増えた事
・墓地に落ちていないorサイド後に墓地対をされてもサイクリング出来る事
現在の一般的な構築では釣り先が死の影4+神童1~2+瞬唱2~3のため、釣り先には困らないかと思われます。
雑に考えるだけでも瞬唱リアニ→cip発掘FB→死の影リアニで盤面取ったり、神童でも同じ事が出来るため対BG系等の消耗戦で大きく活躍する可能性があります。
それに加え、立身+出世と違い優れている箇所は墓地対策をされてもサイクリングで1ドローに変換出来る点です。
グリ影で1ドローが出来るという事の強さは通りの悪霊で良くご存知かと思います。
(ガラクタ見てからドローor幻視scryしてからドロー等)
併せてグリ影はハンドアドバンデージを稼ぐ手段が乏しく、死に札が出来るだけで死活問題のため、ドローに変換出来るのは見た目以上に強いのではないかと思っています。
メイン1~2枚入れてとりあえず試してみようと思います。
消耗戦が起こる中速~低速環境であればかなり有用な1枚になると思われます。
他にもコレ使えるんじゃないか?コレどうなんだろう?ってカードがあれば是非教えていただけると嬉しいです。
それではまた次回。